2017年9月25日

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システム情報工学科ヒューマン・インターフェース研究室

八戸工業大学
システム情報工学科ヒューマン・インターフェース研究室

担当教員: 教授 小坂谷壽一

 

【研究室の概要】

当研究室では,“超硬い制御技術”を“超柔らかい感性分野”に応用する五感に関するインターフェース技術の研究を行っています。

 

【主な研究テーマ】

自動採譜技術(三味線を弾くだけで譜面化)の研究

八戸工業大学を取り巻く地域伝統音楽環境の特色として,古来より津軽三味線など邦楽楽器が大変盛んであるのに対し伝承方法は主に口伝であった為,次の時代を担う若者に譜面として正確に伝える慣習がなく,その結果,いわゆる正調節の正確な伝承が崩れ始め,江戸期から続いてきた正調節そのものが現在消滅の危機にさらされています。このような背景から,地元の伝統音楽保存協会,三味線継承者などから,「三味線弾けば,自動的に譜面にして欲しい!」との強い要望があり本研究に至りました。写真は,松田先生(津軽三味線全国大会3年連続優勝者)が,自動採譜装置を使って採録している様子です。写真で使用しているスケルトン仕様のエレキ三味線は,共振・共鳴を防止する為に皮が無く,各弦には独立のピックマイクロフォンを装着しています。更にこのエレキ三味線から入力された音源を自動採譜処理後,西洋楽譜及び三味線専用譜に変換し表示及び印刷する事が可能です。この技術は譜面の無い楽器全般に適用可能であり,極めて応用範囲が広いものです。現在,採譜率は90~95%に達し,この技術を使って譜面の無い伝統音楽のアーカイブ化を積極的に進めています。又,この研究はNHKニュース・ウオッチ9や新聞等にも取り上げられ,成果(採録された譜面)は近く教育委員会や学校に寄贈される予定です。

複雑系システムの研究

世の中の制御システムは,理論や公式から外れた非線形・非同期・非線形の事象をたくさん扱っていますが,一方これらの事象はシステムの構築を複雑化し,多くの不具合の要因にもなってきました。このような事象を扱うシステムを一般的に複雑系システムと称されています。この複雑系事象を効果的に制御する方法の1つとして,Multi-Agent技術の研究を行っています。

 

【研究室のPR】

人間の五感に相当するインターフェースの研究を行っています。特に音楽情報科学,リラックス効果に関するα波の研究,演奏者に優しい音楽機器支援装置の開発などにも取り組んでいます。

http://www.hi-tech.ac.jp/