2017年9月25日

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学芸学部心理行動科学科音楽認知心理学ゼミ

宮城学院女子大学
学芸学部心理行動科学科音楽認知心理学ゼミ

担当教員:教授 佐々木隆之

 

【研究室の概要】

宮城学院女子大学の音楽認知心理学ゼミは,心理行動科学科の心理学領域の一つとして開設されています。心理学を学ぶ学生の選択領域の一つという位置づけであり,心理学の基本的な考え方や手法を学ぶ材料として音楽の知覚認知を取り上げています。

 

【研究室の具体的なテーマ】

聴覚の体制化メカニズムの解明

聴覚系が行っている知覚的体制化のメカニズムを,音楽作品や演奏を通して明らかにしようと,実験的な研究を行っています。視覚や聴覚の知覚システムにおいて,トップダウン処理は重要な役割を果たしていて,人間が何を知覚し認識するかは,刺激だけで決まるものではなく,こころ(概念や意図,注意など)の働きが重要な役割を果たしています。例えば,「楽音復元効果music sound restoration」では,音楽の演奏音の一部を削除して,代わりに雑音を入れると,存在しないはずの音が聞こえます(知覚的に補完されます)。このような聴覚の錯覚現象を研究しています。


聴覚の文法
九州大学の中島祥好教授と共同で,さまざまな聴覚現象や錯聴を記述する単純な文法を提案しました。この文法理論によって,空隙転移錯覚gap transfer illusionや音楽の知覚に関する処理を表現することができます。また,この文法理論によって,スプリットオフ現象のような新たな錯聴現象を発見しました。

音楽知覚認知に関わる多様なテーマ

ゼミの学生が研究するテーマは多様で,とくに統一的なテーマに縛られることはありません。最近の卒論のテーマは,「日本語のピッチアクセントパターンの不一致」「絶対音感不保持者の歌唱に表れる絶対音感」「映像と音声の処理に及ぼす字幕の効果」「課題遂行に及ぼすBGMの効果」というように,多岐にわたっています。

 

【研究室のPR】

心理学の基本的な考え方,研究手法をしっかりと学び,さまざまな場面に適用できるようにカリキュラムを設定しています。その際の題材として音楽や聴覚の現象を取り上げることができます。音楽が好きで心理学に興味がある女性を歓迎します。

 

【もっと知りたい人のために】

http://www.mgu.ac.jp/main/departments/gakugei/pb/index.html