2017年9月25日

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工学部電気電子・情報システム工学科 三輪研究室

岩手大学
工学部電気電子・情報システム工学科 三輪研究室

担当教員:准教授 三輪 譲二

 

【研究室の概要】

研究室では,人に優しいヒューマンインタフェースのコンピュータ利用を目的として,「マルチメディア信号処理」の応用研究を行っている。具体的には,一般の音声ばかりでなく,アナウンサー等の職業音声,方言音声,歌声,病的音声等の多様な音響特徴を高精度に分析し応用する研究,また,テキスト,音声,図形,動画等のマルチメディアを相互に有効利用し,Web型言語教育システムの研究に取り組んでいる。

 

【研究室の具体的なテーマ】

スマート機器を用いた発音評価システム

スマート機器では,手でもって操作し,マイクと口との距離が近いことから,パソコンと比較して約2ビットのS/N比の改善になり,より高品質な音声を収集することができる。また,対話処理のインテリジェント機能を付加できることができる。このため,米国の大学との共同研究により,AndroidやiPhone等のスマート機器を用いて,日本語特殊拍や単語アクセントの発音評価システムを開発し,地球規模の運用実験を実施している。図1は,促音の発音評価の例であり,91点と正しい発音と評価されている。なお,さんさ踊りの図をクリックすると,震災復興のための岩手の観光情報のリンクへ飛ぶようになっている。

手書き文字認識システム

漢字の形が既知で,意味や読みが未知な漢字を探す場合,一般には,漢和辞典等を用いるが,海外の日本語学習者には,部首や画数の理解不足から,使用が困難な場合が多い。このため,パターン認識技術を応用して,筆順や画の方向等に自由度のあるWeb版手書き文字認識システムを開発し,公開実験を行っている。図2の例では,4画が逆方向,5画と6画が分離誤りであることを画の色で示し,底が正しく認識されている。なお,最近,発達障がい者への学習支援の応用を検討している。

 

【研究室のPR】

人に優しいコンピュータ利用を目指して様々な課題に取り組んでいます。