2017年12月13日

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工学部建築学科 環境工学研究室

日本大学
工学部建築学科 環境工学研究室

担当教員:教授 濱田幸雄

 

【研究室の概要】

「快適な音空間」を評価する建築音響分野の指標のひとつである「遮音性能」に関する研究を行っています。物理面においては,音響透過損失の予測計算法に関する研究,模型実験手法を活用した壁構造の音響透過損失や床衝撃音の予測手法について研究を行っています。さらに心理学的測定法や統計学的な手法を用いた各種遮音性能及び騒音の評価方法についても研究しています。

【研究室の具体的なテーマ】

床衝撃音の評価方法に関する研究

集合住宅における床衝撃音の問題は,現在でも入居者から改善要求の多い音響性能として挙げられます。最近の集合住宅は,大型スラブの採用,また乾式二重床の採用が増加するなど,以前とは状況が変わりつつあります。そこでこれらの状況変化に対応した標準重量衝撃源の検討,また評価方法として基準曲線による現行の評価方法に替わるA特性床衝撃音レベルの妥当性について,聴感実験を通して研究しています。これらの研究成果をもとに,重量床衝撃音遮断性能の測定・評価法を提案したいと考えています。


集合住宅の遮音性能評価水準の作成に関する研究

建物に求められる遮音性能は,居住空間の暗騒音の影響を受けることが予想され,暗騒音レベルが低い場合には,より高い遮音性能を実現しなければ隣戸の生活音が聞こえてしまいます。また,居住者の音に対する感受性の強さ・弱さの影響も受けます。本研究では,このような複雑な要素を考慮しながら,室内騒音レベルを考慮した遮音性能評価手法を提案することを目的としています。

風力発電システムのモニタリング技術の構築および環境影響評価に関する研究

再生可能エネルギーの一つである風力発電装置から発生する音の伝搬予測モデルを構築するための研究を行っています。そのために,アレイマイクロホンを用いた音響パワーレベルの測定精度の検討,さらに人口衛星画像を用いた植生・地形データの予測計算への活用方法に関する研究を行っています。

 

【研究室のPR】

模型実験やフィールド測定を通して,物理的な計測手法をしっかり修得した上で,人の生理・心理的反応を考慮した建物の最適な遮音性能の評価指標を追い求めています。産・官・学の連携研究にも積極的に取り組んでいます。