2017年12月13日

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工学研究科超音波工学研究室

東北大学
工学研究科超音波工学研究室

担当教員:教授 梅村晋一郎,准教授 吉澤晋,助教 高木亮

 

【研究室の概要】


我々は,体に優しい超音波治療をめざして研究をしています。超音波は現在の医療において診断の分野で広く使われていますが、最近では、超音波のエネルギーを患部に右図のように集めて癌などを治療することにも用いられるようになりました。出血なしに患部を治療できるので,体に優しく高齢化社会のニーズに応える治療方法として注目されています。

 

【研究室の具体的なテーマ】

治療装置および評価方法

治療用の超音波を発生させるための高効率でコンパクな駆動回路システムの開発、強力な超音波を発生させるための超音波発生素子の開発、発生させた超音波を正確に素早く評価するための超音波評価手法の開発を行っています。開発している光学的手法は,圧力センサによる従来法と比べ桁違いに短い時間で測定できます。

治療効果イメージング技術

超音波治療を実現するためには、体の外から肉眼では見えない患部に照準を定め、治療よる患部の変化をリアルタイムに検出するためのイメージング技術が必要不可欠です。MRIを用いる技術の研究開発も進んでいますが,我々は、波動伝播の治療用超音波との整合位置性、リアルタイム性、コスト性に優れた超音波を用いる技術の研究を行っています。

マイクロ気泡による超音波治療の加速

マイクロ気泡は、加熱作用など超音波の治療効果を導く作用を増強させることが知られています。右図は、著しく高い強度の超音波パルスを集束しながら3点にスキャンすることによりキャビテーション気泡クラウドを発生させ、それらの気泡を比較的低強度な超音波で振動させることにより、広範囲の組織を加熱凝固した結果です。このようなマイクロ気泡の援用により、集束超音波治療の高効率化をめざしています。

 

【研究室のPR】

このような学際的研究に取り組むため,我々の研究室は,工学研究科の波動工学講座と医工学研究科の治療医工学講座の両方に属し,幅広い人材の育成に努めています。

 

【もっと知りたい人のために】

http://www.ecei.tohoku.ac.jp/ume/