2017年12月13日

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教養学部情報科学科 松尾研究室

東北学院大学
教養学部情報科学科 松尾研究室

担当教員:教授 松尾行雄

 

【研究室の概要】

松尾研究室は,生物の聴覚情報処理に関する研究と,これら生物の聴覚系に学び,さまざまな分野で活かすための研究に取り組んでいます。

 

【研究室の具体的なテーマ】

コウモリのエコーロケーションに関する研究

コウモリは,自ら音をだし,物体から反射してきたエコーを聞くことで暗闇のなかで回りの環境を認識し,餌である昆虫を捕獲することができる能力を有しています。これらコウモリのエコーロケーションの仕組みは工学的にも有用であることから,コウモリの生理学的知見に基づいた計算論モデルを提案し,対象物体に対する定位能力の評価を行っています。加えて,超音波の農業分野など異分野への応用などを研究しています。

イルカに学んだ新しい魚群探知システムの開発

現在利用されている魚群探知機は狭帯域信号を用いたもので,1匹1匹の魚の行動の理解や,魚種識別するのは困難であった。これに対し,イルカは広帯域信号を用いたエコーロケーション能力を有している。イルカと同じような広帯域信号を間欠的に送受信し,得られた信号から個々の魚をトラッキングし,魚種識別を行うためのソフトウエアを開発しており,魚の資源量推定に適用するための評価を行っています。

クジラや魚など海洋生物の鳴音検知システムの開発

陸上においても水中においても多くの生物種が音を用いています。クジラや魚も音を出し,コミュニケーションを行っています。これらの生物種の生態系を理解するために,長期間測定された音響信号から鳴音を自動的に検知し,定位可能なシステムを開発しています。探知された結果から生物の生態系などの理解を目指しています。

 

【研究室のPR】

ヒトを含む生物は音を上手く使うことで環境に適応しています。このような生物の情報処理を学び,工学的な応用だけでなく,生態系の理解や農業分野への応用など学際的研究に取り組んでいます。学部だけではなく大学院からの参加もお待ちしております。

 

【もっと知りたい人のために】

http://www.ipc.tohoku-gakuin.ac.jp/Imatsuo/