2017年9月25日

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科学技術学部知能情報システム学科 和田研究室

東北文化学園大学
科学技術学部知能情報システム学科 和田研究室

担当教員:教授 和田仁

 

【研究室の概要】

和田研究室では,聴覚に係わる研究を行っています。具体的には,「新生児難聴スクリーニング装置の開発」,「シミュレーションによる聴覚器官のナノスケール音受容メカニズムの解明」,「遺伝性難聴の革新的治療法の創生」,「モータータンパク質Prestinの機能解明とそのロボット等への応用」です。

 

【研究室の具体的なテーマ】

新生児難聴スクリーニング装置の開発

工学及び聴覚の知識を活かした診断機器の開発により,医療への貢献を目指しています。図1は,本研究室で開発した新生児用中耳疾患診断装置(新生児難聴スクリーニング装置)です。従来困難とされてきた中耳病変の診断を,中耳の動きやすさを計測することにより,生後5日以内であっても非侵襲に診断が行えるようにしました。新生児の難聴の早期発見に役立てることを目指しています。

シミュレーションによる聴覚器官のナノスケール音受容メカニズムの解明

独自に有限要素法プログラムを開発し,聴覚器官における振動挙動の解析を行っています。図2は内耳に存在する感覚組織であるコルチ器のモデルです。このモデルを使い,コルチ器の複雑な振動様式や増幅機構,聴神経インパルスの発生メカニズムなどの解明を試みています。

遺伝性難聴の革新的治療法の創生

Pendrinは蝸牛内の細胞の細胞膜に局在して機能しているタンパク質です。その遺伝子の変異により産生される,変異Pendrinは細胞膜への局在が少なくなり,その結果,難聴になると考えられます。本研究室ではサリチル酸が,変異Pendrinの細胞膜への移行を促進する作用が有る事を発見しました。この成果を基に遺伝性難聴の治療薬の開発を目指しています。

 

【研究室のPR】

様々な研究分野の先生方と共同研究をしています。具体的には,医学部,薬学部,理学部,工学部電気系,化学系などの先生方とです。また,国際共同研究も積極的に行っています。

 

【もっと知りたい人のために】

http://web.tbgu.ac.jp/ait/wada/