2017年9月25日

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理学部 小倉研究室

山形大学
理学部 小倉研究室

担当教員:教授 小倉泰憲

 

【研究室の概要】

私の主な仕事は理学部の学生の就職相談やメンタル上の相談対応とキャリア教育です。異色ではありますが,ここでは研究室紹介というよりも,学生時代に音響の研究をしていた私が現在の仕事に至るまでの事を紹介したいと思います。

 

【会社の仕事とNPO活動】


私は秋田大学で水中超音波の研究を,東北大学の大学院では騒音評価の研究をしました。平成元年,民間企業に就職し,音声IDや音響センサー開発に明け暮れました。ある時,社内研修でメンタルヘルスについて学び,その重要性に気づいてからカウンセリングを個人的に学び始めました。

平成12年,日本産業カウンセラー協会が主催した研修に参加し,キャリアの話を聞きました。さらに深く学ぶために,その時の講師に相談した所,日本キャリア・カウンセリング研究会というNPOへの入会を勧められました。後で知りましたが,その講師は日本におけるキャリア開発の第一人者だったのです。

そのNPOでは厚生労働省からキャリアコンサルタント養成の仕事を請け負いました。私も専門的な訓練を受け,講師として日本各地に出向いたりしました。

 

【社会人大学院】

平成20年,心理学の専門性を習得するために筑波大学の社会人大学院に通い始めました。これは社会人を対象としたもので,当時,キャリアの研究ができる唯一の大学院でした。修士課程の2年間は,会社の仕事との両立で大変苦しんだ時期もありましたが,無事に修了できました。

 

【サラリーマンから大学教授へ】

40歳後半になり,自分のキャリアの選択肢を増やす目的で転職を考え始めまた。そんな時,東日本大震災が発生しました。これがきっかけで私は日本カウンセリング学会主催の危機支援カウンセラー訓練を受けました。偶然その場に居合わせた仲間から山形大学理学部でキャリア教員を募集しているという情報を教えてもらいました。それは「理系の素養を有し,キャリア教育ができる人」という応募条件でした。私の場合,工学博士と修士(カウンセリング)のダブルデグリーを保有していたことが功を奏して採用に至りました。

以上のように,偶然の出来事も含め,キャリアの大きな展開を自分自身で経験してきました。大学ではこのような体験を学生に伝えています。さらに最近は物理分野として「音の科学」という授業を担当するようになりました。再び音に関わるようになったのです。こうして,過去の知識や経験が意外な形で現在に結びつく面白さを感じつつ働いています。

 

【もっと知りたい人のために】

http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/100000499_ja.html