会津大学
コンピュータ理工学部ヒューマンインタフェース学講座 杉山研究グループ
担当教員: 教授杉山雅英
【研究グループの概要】
ヒューマンインタフェース学講座は現在3名の教員から構成されており,教員毎に独立して研究を行っている。杉山研究グループでは,音声処理,音楽処理,情報探索,Magic Graph,ケイタイアプリの開発,など様々な研究を行っている。
【研究グループの具体的なテーマ】
・音声処理では,Oguma ヒストグラムを用いた話者照合,複数話者の音声分解,話者性と音韻性への音声の分解,音声情報を含む字幕付き動画プレイヤーの開発,音楽処理では,曲の類似性に基づくプレイリストの自動生成,ミュージックメドレーの自動生成,を研究してきた。
・情報探索の研究ではRDDS (Recursive Diamond Devision Search) 法を提案し,セグメント探索のためのヒストグラム特徴量の適応,木構造コードブックを用いたセグメント探索の高速化,大規模データベースからの高速クエリ探索,RDDSを用いた部分画像の探索,一般化Oguma ヒストグラムの情報探索における評価,を研究してきた。
・Magic Graph の研究では,正規グラフ(regulargraph) に対するMagic Graph の最小・最大定和計算式の導出,大規模Magic Graph の逐次構成法,アフィン変換を用いたMagic Graph の生成,グラフ探索によるMagic Graph の生成,Magic Graphの代数的構造について,研究してきた。図1に平面グラフ表示した正8面体のMagic Graph の例(v = 6, e = 12,m = 2, n = 30, Smin = 44) を示す。1, · · · , 30 の連続した数に対して6 個の頂点に1, 2, · · · , 6 の数を,12 個の辺に7, 8, · · · , 30 の数を全て一度だけ使用して各辺毎の数の和が一定44 となるように配置している。
・ケイタイアプリの開発では,音声駆動型タスクマネージャーの設計,スマートホンにおける話者照合の実装,スマートフォンのための蝉の種類識別,音声ライフログシステムの開発,携帯型BCI デバイスによる眠気検知,バックカントリーにおけるGPS 位置情報付きライフログシステム,などを開発してきた。
・他には,最遠点集合の生成,関係データ解析によるFolksonomy 上のユーザモデリング,株価などの時系列データにおける変化点検出,Drone を用いた道路検出,などの研究を行ってきた。
【研究グループのPR】
コンピュータサイエンスの研究,ICT 技術の開発など学生が興味を持つテーマを中心に幅広く研究を進めてきている。